BLOG

スタッフ日記 20 天野

日本台湾交流協会とTTA( Taiwan Tech Arena )へ訪れる機会に恵まれ、台北へ行ってきました。

日本台湾交流協会の南澤さんから台湾の現状やこれからの課題など台湾について詳しく説明してくれた。

知らなかったのが3,000m級の山が200以上あるということ。日本では23しか無く、九州より少し小さい面積の台湾で考えるとほぼ山の島だという事がわかる。人口や産業は東側に集中しており西側は開発が進んでないそうだ。また、実質二大政党制となっており政権が変わると、方向性が全く変わって政治の先行きが読めない。平均月給は16万ほどで中小企業から中小企業への転職が多く給料が上がりづらいと説明して頂いた。台湾も日本と同じく高齢化の道を辿っているのは以外だった。まだまだ若い世代がいて活気のある国と思っていたが、そうではないみたいだ。台湾も労働力確保の問題があり、外国人労働者の受け入れや、機械化、IT化など日本と方向性を感じた。外国人労働者はベトナムからが多く、日本も技能実習生ではベトナムが一番多い。今後台湾の給料が上がれば、排他的な日本より近くて温かい台湾へ労働力が集まるのではないかと思った。

 次に訪れたのはTTAへは徒歩で移動した。入り口にはソフトバンクのペッパーくんとTTAの職員で通訳をしてくださった黄さんが迎えてくれた。TTAは国のベンチャー企業の支援施設で大学と企業を結ぶ役割をしたり、投資家や起業の場所を提供したりする場所と説明を受けて中に案内してもらった。

企業のスペースや間仕切りはお洒落な感じで、スペースが広く書類が少ない。高い書棚は一切無く見通しが良い。色使いがカラフルなのでオフィスは明るく見える。以前にシリコンバレーで訪れた企業にとても良く似ている。先程の日本台湾交流会で台湾の貿易の1位は中国と説明を受けたが、TTAは政府の機関であって中国との取引は無いそうだ。近くて貿易額の大きい中国よりアメリカのシリコンバレーの結びつきが強いとは意外だった。中国とは歴史的な溝がある台湾にとっては、経済では中国とは結びつきたいが、政府的には手を結びたくないような印象だった。

TTAの露出ダクト。天井が無く開放的。全て黒塗りにしていて、よく見ると雑な部分も多くあったが、機能的には問題無いと思う。

2泊3日でしたが、観光も多くできました。

野柳地質公園

風化と侵食によってできた地形

九份

千と千尋の神隠しの舞台に似ているという事で、多くの日本人観光客で賑わっていた。

十份

タクシーの運転手が連れってくれた。灯籠に願い事を書いて飛ばす。

故宮博物館

1つの石から作られている。技術の高さに驚きでした。
これも1本の象牙から作られている。どうやって作ったか謎。

故宮博物館は写真撮影OKです。

台北101

台北で一番高い塔

中正記念堂

スケールの大きさに驚いた。

ご飯も美味しく、機会があればまた訪れたい国でした。

関連記事一覧